Windows 10 でのローミングユーザープロファイルのバージョン互換性の問題

この記事では、Windows 11/10 と Windows Server のローミングユーザープロファイルが Windows の以前のバージョンにあるローミングユーザープロファイルと互換性がない理由を調べます。また、この問題を解決するための推奨事項も提供します。

ローミングユーザープロファイルは Windows 11/10 では互換性がありません

Windows 8/7 でローミングプロファイルを使用している環境に Windows 11/10 を展開しようとすると、次の動作が発生します。

既存の Windows 7 または Windows 8.1 プロファイルを持つユーザーアカウントを使用して Windows 10 ベースのコンピューターに初めてログオンすると、Windows 11/10 のコンポーネントがプロファイルの状態を読み取って変更します。また、予期されるプロファイルの状態が存在しないため、一部の Windows 7、Windows 8.1、または Windows 11/10 の機能が期待どおりに機能しない場合があります。たとえば、スタートメニューが起動しません。Cortana、タスクバーが応答しません。タスクバーのアイコンがありません。

さらに、同じユーザーアカウントを使用して Windows 7 ベースのコンピューターにログオンしようとすると、Windows 10 で実行されたユーザープロファイルの変更は Windows 7 または Windows 8.1 で期待どおりに機能しない場合があります。

Windows 11/10 でのローミングユーザープロファイルのバージョン互換性の問題の原因

既定では、Windows 11/10 クライアントは「v5」プロファイルフォルダー拡張子を使用します。以前のバージョンの Windows では、既定のバージョンは「v2」でした。

この問題は、既存の Windows 7、Windows 8、または Windows 8.1 プロファイルを持つユーザーアカウントを使用して Windows 10 ベースのコンピューターに初めてログオンすると、「v5」または「v6」バージョンのプロファイルが作成されることが原因です。

この問題を解決するには、Microsoft はプロファイルのバージョン管理を無効にしないようにすることを提案しています。

既定では、プロファイルのバージョン管理は Windows 10、Windows Server 2016、およびそれ以降のバージョンの Windows で有効になっています。

この動作は設計によるものであり、プロファイルバージョン間の非互換性のために実装されました。ローミングプロファイルを使用するユーザーアカウントが Windows 10 と以前のバージョンの Windows の両方にログオンする場合、各バージョンタイプにプロファイルが必要です。

必須プロファイルの詳細はこちらで確認できます。

このガイドが十分に役立つことを願っています!